スージー&ザ・バンシーズ ノクターン

  • 2006.03.04 Saturday
  • 11:03
Nocturne
Nocturne
Siouxsie & The Banshees

明らかに当時のニューウェイブの嵐の中、頂点を極めたバンドのとてつもないライブ盤。このジャンルの作品のなかでも必聴盤といえる内容の録音だ。曲の中心はジュジュから大部分が選曲されている。(ベスト盤的な内容という表記がよくあるがそれは間違い)作品を出すたびに内容がどんどん大仰になっていったこのグループが最も表現力が高かった時期のライブである。ギターは精神に異常をきたしたジョン・マクガフ(ジョン・マッギャー)に代わりザ・キュアのロバート・スミスが勤めている。当時大騒ぎになったイスラエルから始まりデア・プルーデンスで畳み掛ける最初のパワーは物凄いものがある。途中メランコリックな曲を挟みアナログ盤での1枚目が終わる。アナログ盤での2枚目は軽く流す曲で始まりながらも「PAINTED BIRD」以降はパワフルな曲が続き一気に大団円を「HELTER SKELTER」で迎える。オリジナルを拡大解釈したこの曲はビートルズナンバーというよりもこのバンドの曲であるかのようなところまで曲が昇華されとてつもない一体感で攻めて来る。この後の2曲は極めてネオ・サイケデリック色強い曲でロバート・スミスのギターにより大きく支えられている。とはいえこれらの曲のオリジナル段階でのギタリストのジョン・マクガフがいたことによりこれらの曲が出来上がっていることを考えるとこの後のこのバンドの凋落は当たり前だったのかもしれない。当然アメリカで受け入れられる音ではないしね・・・・。ファッション面で日本に大きく影響も与えている。この作品の前後でロバート・スミスとスティーブ・セベリン(ベース)の共作のアルバムがありこれは大傑作。「なんとしても越後屋を・・・・」というコラージュがはいる冗談みたいな曲が入っている。スージー・スーもバッジー(ドラムス)と作品を発表している。バンドが最も活発だった時期のライブ盤だ。

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